看護師のための精神看護ナビ

精神看護学実習では自分とケアする相手を理解する

精神看護学実習では、精神疾患の患者さんと関わる機会が少ないので、
「分らない」、「苦手」という意識を持っている人も多いと思います。

 

ですが、ケアの道具となる自分自身を理解してもらうために
自分とケアする相手を理解し、
自分なりにその人の痛みを理解しようとする姿勢を示すことが大切です。

 

精神科の看護では、目に見える医療器具を用いることは少なく、
多くは言葉や態度がケアの道具としての役割を果たします。
つまり、ケアの道具となる自分自信をまず理解することがとても大切です。

 

例えば、「私はこのような価値観でものを見ている。」、
「私は他者からこのように見えている。」、「私はこのような状況になると緊張する。」など、
自分について多く知っておくことが必要です。
そして、自分について多く知っているということが、
自分の質を高めることになります。

 

精神科看護では、ケアする対象との関係が良好であることがとても重要で、
患者さんから「この人は私にとって安全で、病を良くするためにやくだちそうだな。」
と、信頼してもらうことがとても重要です。

 

患者さんと良好な関係を築くためには、まず、ケアの対象となる患者さんを理解することが大切です。

 

相手に対して関心を持ち、精神の病によってどのような世界を体験し、
どのような生きにくさをかかえているのか、
その病に至るまでにはどのような経過があったのかを理解することが必要です。

 

特に、精神の病には、理解することが難しい症状がたくさんあります。
完全に理解することはありえない部分もありますが、
自分なりにその人の傷みを理解しようとする姿勢が必要です。

 

ケアする立場である自分自身を理解すること、
ケアをする対象を理解することを大切にしながら、
相手との良好な関係を築くための対人関係を発展させるスキルが必要です。